センセイの確定申告

皆さんは確定申告をしていますか?
学校の中で行われる年末調整とは異なり、確定申告は必須ではありません。

それでも、確定申告をした方が節税になるケースもあります。以下に、確定申告が必要または有利になる代表的な例を挙げてみます。

【ふるさと納税】
ワンストップ特例を利用してふるさと納税をしている場合、確定申告は不要です。
しかし、特例を利用していなかったり、5箇所以上にふるさと納税をしている場合は確定申告が必要になります。

【医療費控除、セルフメディケーション税制】
確定申告の時期になると、「医療費が10万円を超えた」という話題が職員室でよく聞かれます。これは医療費控除の話です。
また、似た制度に「セルフメディケーション税制」があります。健康の保持増進や疾病の予防として一定の取り組みを行い、対象医薬品を購入した場合に適用されるものです。
ただし、この控除を受ける場合は、通常の医療費控除を併用することはできません。

詳細は国税庁の公式ページをご確認ください。
◻︎国税庁
セルフメディケーション税制
1
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/keisubetsu/self-medication.htm

【住宅ローン控除】
住宅を購入し、ローンを利用している場合に適用される控除です。住宅ローン控除を受けるためには、初年度のみ確定申告が必要です。

初年度以降は、勤務先で年末調整の際に手続きが可能ですが、初年度に確定申告をしないと控除を受けられなくなるため注意が必要です。
具体的には、住宅ローン残高の1%(上限あり)が、一定期間にわたって所得税から控除されます。

以下の条件を満たす必要があります。
•自ら居住するための住宅であること。
•住宅ローンの返済期間が10年以上であること。
•住宅が一定の床面積(50平方メートル以上)を満たし、1/2以上が居住用であること。

控除期間は原則10年ですが、購入時期や特例により延長される場合もあります。

詳細は国税庁の公式ページをご確認ください。
◻︎国税庁
住宅ローン控除について
2
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/keisubetsu/juutaku.htm

【正しく納税し、節税を活用する】
納税は国民全体に課せられた義務です。正しい額を納めることが求められますが、確定申告を活用することで節税につながる場合もあります。
上記のようなケースでは、確定申告によって正確な税額を計算し、賢く納税を進めていきましょう。

この記事を書いた人