放デイで「自立」を目指す子どもたち

子どもたちが「できるようになる」のには時間がかかります。例えば、次のようなことです。

・あいさつや返事をする
→子どもの頃は人見知りから緊張して、なかなか声が出せなかったり、正面に立つことも難しかったりします。

・時間を守る
→楽しいことがあれば、夢中になります。時間はあっという間に過ぎていきます。反対に嫌なことは嫌となり、足が遠のきます。

・片付けをする
→次に目が向けば片付けまで気が回らなくても当たり前です。子どもたちの中にはそれが凄まじく短時間で切り替えるケースもあり、結果片付けができないということになります。

では、それをどう指導するのか。
家庭や学校の多くのケースでは、怒りを伴った指導になります。
「なんで、そんなこともできないの?」
「何度言ったらわかるの?」
「ちゃんとしなさい!」
といった言葉になります。

多くは逆効果です。
イヤイヤ、しぶしぶやることになりますから。

では、どうするのか。
スタンスが問題になります。
オススメなのが、
「できなくて当たり前、できたらすごい」という考えです。
それをベースにすると、時間がかかることがわかります。一回、二回の言って聞かせるだけではできません。
半年経って少しくらい、一年たったら半分くらいはできるようになったかなぁ、という感じです。

それを待てないのが学校です。30人の子どもたちがいる中で、待てるのかと言われたら待てない、となります。先生の力不足ではなく、構造的な問題です。

家庭でも同じです。だって、やるべきことは目の前にあって、待ったなしですから。

そこで、弊社の放デイは焦らず、丁寧に、でも諦めずに根気良く指導することを目標としています。
少人数での指導だからこそ叶うことです。

目先だけではなく、数年後の姿まで想像しながら療育を進めていきます。将来の生活や仕事での自立を目指して。だから「今」できることを求めていますが、急いではいません。それだと、承認(褒めること)ができなくなりますので。

おかげさまで満床です。多くのご家庭にキャンセル待ちとしてお待ちいただいている形です。
じゃあ、と諦めるのではなく、ぜひキャンセル待ちをしてくださればと思います。
一般的な放デイでは、小学校低学年が多いのですが、弊社放デイでは中高生が半数以上と多いですので卒業や部活動などでお休みされるケースもあります。
キャンセル待ちをお預かりした順序でのご案内になります。

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