お盆休みに何をしますか?

「あまり親を大切にしてきたという自覚がありません」という相談をある方にしました。

よくある話です、と、次の話を続けられました。

1人で生きてきたのように勘違いしてしまうんでしょうね。生まれたての頃はおむつを変えてもらったり、食べさせてもらったり、していました。幼少期と呼ばれる時期になったら、食事はもちろん、学校に行かせてもらう。もう少ししてくると、ある程度好きに生活をさせてもらい…
それらの全てに、家族の時間やお金を多大につぎ込んでもらって「今」がある。
そういうのがほとんど抜けちゃってるのかと。

子どもの頃は、もちろん好きなことばかりをさせてもらえるわけではありません。叱られる、怒られる、ときには叩かれることだってあります。
だから、子どもの立場からすると「親のためにやってあげていた」のようになる。
そうやって、いつしか当たり前のように、自分で生きてきた、のように判断をしてしまう。

これは、親の立場からもそうです。
子育ては戦いに例えられることがよくあります。
バタバタの中で、それをしていきます。
さらに、日本人の美徳として、やってあげたのように、恩を売るようなことはよしとされません。
そうすると、なんとなくそうすることが当たり前、のようになっていく。

感謝するきっかけがなくなっていきます。

こんな感じにお話をいただきました。
結構、納得をしました。
私自身も1人で勝手に生きてきたように思っています。
でも、そうじゃないな、と。

お盆は、家族やそれをつないできたご先祖様を振り返る時間です。よい機会と捉え、帰省やお墓参りをしたり、電話一本入れてみる、なんていうのも悪くないかもしれませんね。
そんなことを言いながら私はできるんだろうかと思ってもいますが…

※弊社12日から15日までお盆休みをいただきます。

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