公立小中学校の教職員の自腹 全国7割「経験あり」

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7割って少なくない?
と思ったのは私だけでしょうか。

どこまでを「自腹」とするのかは判断に迷うところですが、学校の中で使うものは基本的に経費で落とせるはずです。

この記事の中で事例として上がっていた6つ。
私も自分に当てはめて考えてみました。

・児童が育てる昆虫をくれた地域の人へのお礼
→蛍をいただいたり、地域探検に行ったり、という流れの中でお礼参りとして、いろんなお返しをしていました。
新しい虫かごを贈ったり、見学をさせてもらったお店の商品を買ったり…
こういうのは全て自腹でした。
これらは学校のお金を使ってはいけない線引きとして認識していました。
でも、社会通念上は必要だろうな、と。

・学級文庫の本
→若い頃は市立図書館に毎月行って50冊借りる、といったことをしていました。
それが面倒になってからは、自費購入した書籍を教室の後ろに並べて学級文庫にしていました。
「他のクラスとの差が出るから」とダメだと指導を受ける年度も度々ありました。

・学用品を整理する箱
→これは学校の予算で買ったことがないです。
学年はじまりの4月は100均一のお店に行って、新品に買い替えていました。

・発達障害の子が床でくつろぐためのシート
・物理の授業開発のための材料
・給食中に生徒に音楽を流すためのスピーカー

→こういうのはホント自腹です。
管理職や、学年主任、事務さんに説明すると時間がかかったり、通らなかったりすることもよくあります。それなら自分で購入してしまった方が簡単で早いという判断をしていました。

こうして書くと「私はがんばった」のようになりますが、そうではありません。
私が特別なのではなく、私の知る限り、自腹を切ったことがない先生はゼロです。

税金ですから大切に使うことは当たり前。
でも、もう少し、柔軟にしてもいいのではないかと思ってしまうのは私だけでしょうか。

《参考記事》
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ee8067792ac934642c4c4c1019115b8f2cadd56

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