地域から信頼される先生、信頼されない先生

「越智さん、元先生だよね?」
と地元のパン屋さんで買い物している時に話しかけられました。
店主が仲良しで、教員時代から買い物をするたびによく会話をしています。

前も越智さんに言ったと思うんだけど…
という前置きの後で下記のような話がありました。


小学校からお店の見学をさせてもらいたいと連絡があった。
学校からの申し出だし、そりゃ受けようと思って受けた。

2回ほど先生が来てくれて打ち合わせをした。
「先生もパン買ってねー」みたいに軽く言ったら「ぜひ、また」と言って、財布を持っていないのかな、と思ってそれ以上は何も言わなかった。

見学当日は一人の子がパンを触ってしまって、店主からも先生からも怒られるようなトラブルはあったが、そのくらいは想定していたので大したことという認識はしていなかった。

問題はその後。
お礼の電話はなし。
お礼に来ることもなし。
挙げ句の果てには、1週間後に学校長名の一枚のお礼状と子どもたちからの手紙が郵送されてきた。
以上、終了。

私の常識では、どんなに忙しくても、最低でも電話くらいは入れる。
そうじゃなくても学校まで500mもない。
ちょこっと寄ることも難しくはない。
こういう感性の先生から子どもたちが育てられていると思うとゾッとする。

という話を昔も全く同じことがあって、学校に苦情のように入れたことがある。
数年経って、ほとぼりも冷めたと思って、学校側もまた来たんだろうけど、同じようにした。

学校って大丈夫なん?

こんな風に話をされて、とても「一部の先生が…」とは言えなかったです。
だって、過去にもあったわけですから。

今回のケースだったら、
・もし見学に行った日の帰りに寄っていたら
・その時にパン一つでも買っていれば
・お礼の時に、手持ちで行っていれば
と思います。

そして、それが一般的なことだとも思います。
親しき中にも礼儀あり。
そうでなくても礼儀は必要です。

なんかなーと思わされた話でした。

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