ギンモクセイとキンモクセイ!?

道を歩いているとキンモクセイの香りがする季節です。
通学路にあったなとか、トイレの芳香剤にもあったなとか、私はいろいろと「懐かしい」と感じるのですが、皆さんはいかがでしょうか?
調べてみると、知らなかったことがいろいろと出てくる興味深い植物のようです。少し紹介をします。
1.ギンモクセイとキンモクセイ
もともとの原産地は中国です。はじめにギンモクセイがあり、突然変異としてキンモクセイが誕生したそうです。写真で見るとほぼキンモクセイの白色版。
私は今回調べるまで、ギンの方は存在も知りませんでした。
あの印象的な香りはキンモクセイの方が強いようです。
《ギンモクセイの写真》
125.ギンモクセイ(銀木犀)世界の樹木
https://wood.jp/8-jumoku/wood/m1255.htm
2.日本に来たのは江戸時代
雄株と雌株があるようで、日本に渡来したのは雄株。雌株と違い、実をつけないので挿木で増やされました。
自然に生えていることはないので、どこからか香りがしてきたら、きっとそれはどなたかの庭からの香りです。
3.秋の季語
俳句では秋の季語になっています。
こういうのを調べる時に俳句や和歌から教材研究をしていくと面白いのですが有名な方が詠んだ「和歌」は出てきませんでした。
江戸中期以降で日本に入ってきたので、古来からの和歌では読まれていないようです。
《金木犀の短歌と曲》
https://www.bou-tou.net/kinmokusei/#google_vignette
そういえばadoさんが歌った曲にもキンモクセイがありましたね。
学校や放デイは「日常を繰り返す場」です。だからこそ、子どもたちには、こうした季節の変化を知ったり、感じたりしてもらいたいですね。