特定の保護者からの声が気にかかって仕方ない

40代男性教員からの相談です。
「2年現場から離れていて、今年度から現場に復帰しました。担任ですので、毎日子どもたちとのやりとりが楽しいです。困っているのは特定の保護者です。ほとんどの保護者が協力的でありがたいのですが、その保護者だけは要望などがめちゃくちゃ多いです。宿題の出し方、参観の時の指名の方法、ケンカでは誰が悪いとかの分析…正直クラスの中で一番手を焼いています。どうしたらよいのでしょうか?」

これ、私もあるなぁと思いながら聞いていました。
皆さんにも多いのではないでしょうか。
ごく少数の方の鋭い声が気になってストレス値が上がること。

以前、精神のお医者さんと話していた時に、このヒントになるような話をしてもらいました。

「気にしないことです。
どこで何をしたって全員が賛同するようなことは無理です。
100人いたら3〜4人はイヤだって言いますよ。
すごくやりたいっておっしゃる方が20人、まあやりたいが30人、どちらでもが45人、イヤという人が5人。こんなもんじゃないですかね?
でも、それで大体の業界が商売として成立します。
私だって講演会をしても感想にわけのわからないことを喋るなのように書かれたり、一生懸命仕事をしているのに名出しで病院や私への悪口を書かれることもあります。
いちいち対応したら、そのマイナスの方の思う壺ですよね。
だから、気にしない。
そして、忘れる。
気になって、夜も寝られない、お腹が痛い、みたいなこと。
私だってあります。
そんな時はお酒でもいいですし、仲間や家族への愚痴でもいいです。趣味がある方は強いです。それに没頭できますから。
ポイントは時が経つのを待つ。
一年前のイヤなことを強く覚えている方は稀です。
人は忘れるようにできていますから。
そんな感じで過ごしていく。
それでもダメな場合もあります。忘れる力などよりもイヤなことが大量にやってくる場合です。そんな時は休んじゃいましょう。無理なら私たちのところへ。クスリを処方することもできますし、現状への診断をすることもできますから。」

これだけが正しい回答だとは思いませんが、それでも私には響きました。
皆さんはいかがでしょうか?

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