不登校や引きこもりの4段階

自治体によって数値は異なりますが、文科省では30日の欠席を不登校の線引きにしています。
この不登校の人数は、令和六年度で、下記のようになっています。
小学校:137,704人
中学校:216,266人
高校:67,782人
割合でいうと、小中学校が約4%、高校が約2%です。
小学校では25人に1人、高校では50人に1人が不登校となります。
この数値。大人になってからはどうなのかという問題があります。およその数値ですが、どの年代で切り取っても約2%です。
ということは、小中学校の時はやや多いが、その後は約2%という数値になることがわかります。
ひきこもりといわれる状態です。
一言でひきこもりといってもいくつかの状態に分けられます。
レベル1
自室からほとんど出られない
・部屋が生活の中心で、トイレや食事もタイミングをずらすことが多い。
・人の気配や会話自体が負担になりやすい。
・外出どころか、まず休息と安心の確保が必要な状態。
レベル2
家の中なら出られる
・自室外(リビング、風呂など)には出られる。
・ただし外には出られない、または出てもすぐ戻る。
・家族と最低限のやりとりはできる場合もあるが、緊張や消耗が強い。
レベル3
家からは出られる(近所、短時間、人目を避けて)
・散歩、コンビニ、夜間の外出など限定的な外出は可能。
・学校や職場、集団の場はまだ強い負担。
・外出できても、帰宅後に強く疲れたり、予定前から不安が高まったりしやすい。
レベル4
外出や用事はできるが、継続的な社会参加がしんどい
・買い物、通院、役所などは行ける。
・ただし通学や就労など、継続して人や場に入ることがまだ難しい。
・体は動くけど、心の回復が追いつかない感覚が残りやすい。
「いつもこれだ」というわけではなく、「今日はレベル3だけど、昨日はレベル2だった」のように日々の心身の体調によっても変わります。
どうしたら解決に向かっていくのか。
どうしたらこれ以上しんどくならずに済むのか。
これはケースバイケースとしか言いようがありませんが、それでも効果のある方法はあります。
他の方の例を知識として身に付けることです。
弊社にも過去にしんどい思いをしたスタッフがいます。
年度内に、上記のような話を聞く機会を作ろうと計画中です。
