干支でなぜヘビが選ばれたの?

今年の干支は巳(み)。
動物では「ヘビ」にあたります。

私、こういうのを聞くと「う〜ん」と思ってしまいます。
そもそもヘビは動物?
かなり毛色が違うヘビがどうして十二支に入るのかな、と。。。

そこで先生GPTを活用しながら、調べてみました。
教室での小ネタにも使えるかな、と思います。

【1】ヘビは再生の象徴
ヘビは脱皮を繰り返す生き物です。
この「古い皮を脱ぎ捨て、新しくなる」姿が、再生や新しい始まりを象徴しているとされてきました。
古代エジプトやギリシャ神話に登場する「ウロボロス」(自分の尾を飲み込むヘビ)は、循環や永遠を象徴する存在です。
こうしたヘビのイメージが、日本や中国の文化にも影響を与え、干支に選ばれた理由の一つと言われています。

【2】農作物を守る豊かさの象徴
ヘビは田んぼや畑を荒らすネズミを食べてくれる存在として、農家の人々にとって大切な守り神でした。
特に白蛇は神聖視され、神社で祀られることもあります。
山口県岩国市の白蛇神社はその代表例です。
また、「ヘビの抜け殻を財布に入れると金運が上がる」という迷信があるように、豊かさを呼ぶ生き物としても知られています。

【3】神秘的な存在としてのヘビ
日本神話の「ヤマタノオロチ」やギリシャ神話の「メデューサ」など、ヘビは多くの神話や伝説に登場します。
その姿や動きが独特で、どこか神秘的な力を感じさせるからかもしれません。
また、ギリシャ神話の医療の象徴「アスクレピオスの杖」にはヘビが巻きついています。
このように、ヘビは知恵や癒しの象徴としても描かれてきました。

【4】干支の中でのヘビの役割
干支に選ばれた動物は、人々にとって身近でありながら、何らかの象徴性を持つ生き物たちです。
ヘビはその中でも、「再生」「豊かさ」「神秘性」といった特徴を持つため選ばれたと考えられます。
「神様が動物たちを競わせた」という十二支の伝説によれば、ヘビは冷静さと粘り強さを持って競争に勝ち残り、干支に選ばれたと言われています。
このような物語を通じて、ヘビが私たちの文化に根付いているのです。

【5】ヘビ年の2025年に挑戦したいこと
ここまで調べたことを整理していく中で、先生GPTに「これ、どうまとめようか?」と聞いてみました。
それで出てきたのが下記のものです。

ヘビ年は「新しい始まり」や「変化」を象徴する年です。
この一年を有意義に過ごすために、こんな目標を立ててみてはいかがでしょう?
・新しいことに挑戦する
・苦手なことにじっくり取り組む
・家族や友達と一緒に何かを計画する
干支に込められた意味を知ると、普段の生活が少し違った目で見えるかもしれません。
今年も素敵な一年になりますように!

なるほど、と思いつつ、私なら少し違うまとめ方をするかな、と思いました。
「さっきみたいな話を聞いて、ヘビ年はどんなことを進めたらいいと思いますか?」
そうすると児童生徒からの回答で「新しいことに挑戦する」等が出やすくなります。

ポイントは『大切なことは子どもたち自身に言わせること』です。
発問を出す時のコツの一つですね。

こんな感じで教材研究や子どもたちの話に使っていただけたらと思います。

この記事を書いた人