名刺を持っていない先生と持っている先生

「先生って名刺を持っていないですよね」
先生を退職し、起業してから、話題になることの多いネタの一つです。

外部との接触がほとんどない。
ご近所さんからは先生として認知されているが、それ以外のところでは知られていない。
管理職なら持っているが、担任の先生は持っていない。
そんなイメージみたいです。

都市伝説のように名刺を持っていない?持つことが許されていない?企業さんの話は時々聞きます。
〇〇(会社名)は、情報漏洩したらいけないから、そこの社員であること自体が秘密。
このような話です。

じゃあ、先生は?となると、ちょっと考えどころです。

地域に開かれた学校づくり、といいながらもなかなかそれが実現できない忙しさ。
名刺を作る手間もかかるし、使っても年間数回程度。
渡したら渡したで、連絡が来そうで面倒。

こうした話は私が学校現場にいた時に実際に先生方から聞いた声です。

私も先生になって多分10年くらいは持っていませんでした。
自分でNPO法人を立ち上げてから必要になり、NPOの名刺を作るのと同時に、学校用の名刺も作りました。

私自身の感想としては、あったらあったで便利です。
関西では「越智」を読めない方もいらっしゃいます。
学校の電話番号やメアドをお伝えしなくても名刺を一枚渡したら済みます。
教材会社や旅行会社からは「持っているんですね」と驚かれもします。

持つ派、持たない派。
それぞれが認知されている職業が先生なのかな、と。

皆さんはどっち派ですか。

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