レンチンという言葉をご存知ですか。
「レンジでチン」です。
障がい者就労を進める仕事をしていることもあり、様々な企業の方とお会いする機会があります。
その中の一つが、お弁当などの容器を作っている会社です。
不定期にではありますが、よくお会いするので様々な話をします。
その中の1つが次のような話でした。
「コンビニのレンチンってあるじゃないですか?あれってパワーアップしたの知ってますか?」
「いや、全く知らないです」
「ちょっと前までお弁当をレンチンすると、容器が熱で曲がっていませんでしたか?」
「あっ、してました」
「それ、最近なくなっていませんか?」
時々、コンビニでお弁当を買います。
確かに、昔は温めてもらうと熱でヨレヨレになっていたことがよくありました。
でも、最近は全くないです。
「熱に強いプラスチック容器が開発されたので、滅多なことじゃ、もう曲がりはしないですよ」
「なるほど」
「それでいいことがあるんですけどわかりますか?」
考えましたがわかりません。
う〜ん、と唸っていると教えてくれました。
「コンビニでも自分で温めることができるようになりましたよね?ちょっと時間を多く間違えても、曲がらなければ大丈夫です。他にも『麺類』ってありませんか?熱で曲がる容器だと漏れる可能性が高いです。でも曲がらないのなら汁物もできるんです。結構な革命だと思っています」
そう言われて、初めて気が付きました。
近くのコンビニは、お客さんが自分で温めるための業務用レンジが置いてあります。
お弁当の棚にうどんやラーメンなどの汁物があるのも「最近増えたな」くらいにしか感じていませんでしたが、確かにあります。
世の中って気がつかないうちに、ほんのちょっとずつ発展しています。
こういう話って、教室で話をすると子どもたちが喜びそうです。