先生GPTの運営をしていると先生方や学生さんから質問を受けることがよくあります。講座のアフターや、セミナーのQ&Aの時間などです。あくまで私見ですが、それでもいくらかはお役に立つこともあるかと思います。時々、メルマガも紹介していこうと思います。
【質問】毎年、年末に異動希望の調書を書きます。教員歴20年以上になりますが、一度も希望通りになったことはありません。それなら書かせなければいいのにと思います。そうしたことを先輩や管理職に相談しても「一任と書くのが当たり前。ずっとそうしてる」と謎のマウントを取ってきて、正直イラッとします。どう考えればいいですか?
【回答】結論から言うと「そんなもん」です。地方公務員法第32条に規定があるからです。
地方公務員法第32条(法令等及び上司の職務上の命令に従う義務)
職員は、その職務を遂行するに当たって、法令、条例、地方公共団体の規則及び地方公共団体の機関の定めるその他の規程に従い、かつ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない。
これには異動も含まれます。ただし、他の法令に違反している場合や、不当なものである場合は、従わなくてもいいという条件は付きます。
となると、年末に行う異動希望の調書は、教育委員会側からすると、次のような理由付けのニュアンスが含まれます。
・不当なものではない
・第一希望ではないにしても、大きく逸脱したものではない
要は「言い訳書類」です。
もちろん参考にはするでしょうけど、その程度です。全員の第一希望を並べて、じゃあ当てはめようか、という趣旨のものではありません。質問された方は、この辺りのギャップを感じでお話しされたのかな、と思います。「公務員」である限りは、仕方ない部分となります。
ここまでがオモテの部分。
ウラはあるのかな、と。
というのも、どう考えてもハテナがつく異動を様々な自治体で伺うことがあります。管理職でもないのに毎年に近いくらい異動がある方。逆に他の方が3〜5年で異動しているのに、10年をはるかに超えてもまだ残っている方。これって、何かしらのチカラが働いているような…
まあ、私も一任と書いてきた人なので何とも言えませんが…笑