車のローンって高くない?〜金融教育を考える〜

先生からお金の相談を預かることがあります。
すごく申し訳なさそうに、聞いてこられます。
これって、そのこと自体が教育界の構造的な問題だと思います。「お金は禁忌」のような風潮です。
今でも、
「お金のことを話すのはいやらしい」
「そんな話をするものではない」
「汚い」
というニュアンスがにじみ出てくることがあります。
本当ににそうでしょうか?

金融教育と言われるお金に関する教育は多くの国で行われています。
子どもたちもいずれ成長し、お金を稼ぐことを目的の1つとして仕事をします。
また、様々な投資をする機会があります。
他にも、闇バイトや非合法なオンラインカジノの問題がメディアを賑わしています。

『実際に行動に移すかどうか』は、それぞれの事象で異なります。自分でよいと思うことだったら行い、そうではなければストップする。先生が、その価値基準を知っている必要があるのではないでしょうか。でなければ、教えることができませんので。

というのも、先日車の購入についての相談を先生からいただきました。ディーラーでしかローンを組めない、と思っていたと。

なるほどです。

でも、ローンは銀行でも組むことができます。公務員であれば審査も通りやすいかと。じゃあ、どちらがよいのか。先生GPTに聞いてみました。

【ディラーローンの特徴】
手続きの簡便さ: 車の購入と同時にローン契約を行えるため、手続きが比較的スムーズです。
キャンペーンの利用: ディーラーが特別金利やキャンペーンを提供している場合があり、お得になる可能性があります。
カスタマイズ性: ディーラーによっては、ローン契約内容を柔軟にカスタマイズできることがあります。

【銀行系ローンの特徴】
金利の低さ: 一般的に、銀行系ローンはディラーローンよりも金利が低い場合があります。
条件の透明性: 金利や返済条件が明確であるため、契約内容が理解しやすいです。
返済計画の安定性: 長期的な返済計画を立てやすいです。

【選ぶ際のポイント】
金利の比較: 総支払額に大きな影響を与えるため、各ローンの金利を比較することが重要です。
手続きの利便性: 手続きを簡単に済ませたい場合は、ディラーローンが便利かもしれません。
返済プラン: あなたの収入状況や支出計画に合った返済プランを考慮しましょう。

ここで書かれている金利。車の価格やローンの年数などによって違いますが、数十万円の差が出ることもあります。利便性に数十万払うのか、少しのめんどくささをとって節約するのか。ディーラーローンしか知らなければ選択をすることはできません。しかし、知っていれば両者からの比較ができます。どちらがよいかは、個々で選択すればと思いますが、このような知識自体は大切かと思います。

様々なことで、このようなことはあります。

国としても、少しずつこのような教育をする必要が出てきているということで施策を検討しています。
学校における金融経済教育について(文部科学省)

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