「やろうと思います」と「やります」の違い

これって様々な場面であるなと思います。

「やろうと思います」は、思考の話です。
頭の中でやろうと思う。だけど、やらなくてもよい。
評価をしようにも、頭で考えたことは他者には分かりませんのでできません。

「やります」は、行動の話です。
思います、と比べると、よりわかりやすいです。
行動したかどうかは多くの場合、他者から見て分かります。
ですから、評価をすることができます。

仕事で様々な方と出会っていると「やろうと思います」という言葉を使う方は、ずっとこちらを使います。
「やります」を使う方も同様です。ずっとそちらを使います。

「思います」派の方とは、なかなか仕事が進みません。
停滞したり、意図が異なっていたり、何かとうまく進まない状態になってしまいます。

「やります」派の方は早いです。
「思います」派の方よりも一緒に仕事をしたいタイプの方です。

この言葉。
様々な応用があります。

×「考えてみますね」
◯「やってみますね」

×「検討します」
◯「検討した上で回答します」

×「様子を見ます」
◯「〇〇の条件が整ったらやります」

話を聞いていると『この方は気があるのか、ないのか』がわかるようになってきます。

先日、とある会社の社長さんとお話をしている時に上記のような話がありました。その中で教えていただいたのが、そこに数字を入れるということです。

いつまでに、いくらで、何人で…こういった数字が入るとよりわかりやすいし、仕事をしていても気持ちがよいとのことでした。

帰り道。自分はどうかなぁと思い返していました。私自身は比較的ズバっと伝える方かなと思っています。数字もよく使っている認識があります。
でも、です。
乗り気でない時は急にファジーになるなと。そこでもはっきり伝えることができれば、自分自身もお相手もより気持ちよく仕事ができるのかなと思いました。

言葉って、口に出さなければわかりません。でも口に出すその方法が上手くないと、意図の通りには伝わりません。そうしたコントロール、もっともっと身に付けていく必要があるのだろうなと改めて感じました。

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