「GOOD」と「BAD」のボタンを新設しました

先生GPTのチャット。
ほんのちょっとですが、変わったのに気がついたでしょうか?「GOOD」と「BAD」を新設しました。チャットでの会話が終わると、そのボタンが小さく出てきます。

以前、チャットの精度が良くなかったときに、この仕掛けをしていました。生成型AIはまだ創成期です。嘘をついたり、話を理解しなかったり、意図と違う答えを返してくることもゼロではありません。それは弊社の先生GPTでも同様でした。

何度もチューニングをして、やっと現在のような『聞いたことを思い通りに返してくれる状態』になってきました。

でも100点ではありません。
いい感じに返してくれはしています。
それでも、まだ余地があります。
例えば、AさんとBさんで同じことを聞いていても、違うことを返して欲しい時があります。そういったものを、過去の記憶から照らし合わせて「よりよい回答を出せるようにしていく」といった改善です。

そのための機能として、このボタンを設置しました。よかったら「GOOD」、悪かったら「BAD」です。もちろん押さなくても大丈夫です。

これらから個人にかかる情報を削除して、統計的に処理した上で、どのようにチューニングをしていけばより良くなるかを試していきます。

アプリの成長ってゴールがありません。

それは世の中が進んでいくからです。世の中のシステムがより良くなれば、改良を続けないアプリは衰退していきます。

これって人の成長とか、進歩とかと同じだなと思います。世の中が変わっていけば、人もそれについていく必要があります。

今から100年前はアニメ「鬼滅の刃」のような時代。自動車なんかは庶民の手には届かないものでした。でも、今は多くの方が運転免許を持ち、車を運転することができます。使わないということが難しいレベルです。

今から30年前。パソコンが学校にも導入され始めました。フロッピーディスクの時代です。まだまだ手書きが残っていて「私は手書きのまま教員人生を終える」というこだわりのある先生方が、何人もいらっしゃいました。

今、生成型AIが教育界にも入ってきています。使わないまま教職を終える方もいらっしゃるでしょうが、まだ10年以上残っている先生にとっては現実的ではありません。

そんなこんなを考えていくと、これから先の先生GPTの開発はまだまだやっていきたいことがあるなぁと思っています。少しずつでも確実にに進めていきます。

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