やらなくていいよって言ったほうがやる不思議

若い先生からお礼の電話がありました。
「先生の言う通りにしたら、子どもたちが掃除をするようになりました。すごくびっくりしています。ありがとうございました。」
という内容でした。
相談は、
「クラスに掃除をしない子どもたちが多いです。どうしたらするようになるんですか」
でした。
私からの回答は、
「掃除なんてしなくて当たり前です。子どもたちの目線で考えたら、掃除よりも遊びがよい、近くにものがあった方が片付けられているよりも早く遊べるといった感じがベースじゃないですかね?そう考えたら、先生が掃除をやるよって言って、掃除しているところを見せてあげたらいいのかと思います。そうすると、先生の目にやってる子が見えるようになるから。その子をうんと褒めてあげたらいい。しない子はほったらかし。心の底から「やらんでいいよ。先生やるから」と答えてました。そういうと、なぜか、やります。やったら、ありがとうと褒めてあげる。
そういった環境を作ってから、整理整頓しておるとよい、きれいな方が衛生的で気持ちよいという意義の部分を教えてあげた方が入るかなと思いますよ」
といったことでした。
無理矢理、形だけさせても意味がありません。
日本では学校で掃除をする文化がありますが、海外では必ずしも同じではありませんし。
もしさせるのであれば「師範」してあげることが大切なんじゃないかなぁ、と。
って、似た話をたくさん頂戴します。
ということは、多くの先生がお悩みになっている内容なのかもしれません。