インプットとアウトプット

子どもたちに「たくさんの経験をさせたい」という保護者は多くいます。
先生たちも同様です。
様々なことを学ぶという観点で、書籍を読んだり、学習に参加したりします。
家族でも同じです。休日や長期休暇にどこかへ出かけて、何かをするというのは入力です。
これらはインプットの方になります。

しないよりは絶対した方がよいです。
自分の持ってる価値観は、社会全体から見たらすごく小さなものです。
家族だけ、学校だけ、習い事だけ、のように、コミュニティーが小さいと、将来的に様々な物事に対応しにくくなります。
それを経験によってカバーできるようになるからです。

ただし、そこからのアウトプットが少ない場合はもったいないなと思います。
本を読んで理解した、経験をしてみてわかった、と処理してしまう場合です。多くの場合は、理解もしていないし、わかっても表面的な部分に限定されていることが少なくありません。

せっかくインプットをしたのだから、誰かに話したり、誰かを誘ってもう一度してみたりすれば良いのになと感じることがよくあります。
これがアウトプットです。

アウトプットをすることによって、自分自身が感じた理解や経験を他の人はどのように感じるのかを知ることができます。

例えば、初めてボーリングをしてみた。
友達と行って楽しかった。
ここで終わると、そこからの広がりはありません。
試しに、行ったことがない友達を誘ってみた。
全くうまく投げられずに楽しくなさそうだった。
そこでガターがないように補助具を入れたら楽しめるようになった。
こういうちょっとした発見の先に何倍もの成長があるのでは?と。

アウトプットはインプットよりも手間なことが多いです。相手がありますから。それでもやってみる価値はあるのかなと思います。

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