年末年始、生活リズムはどこまで崩れてOKかの目安

年末年始は、どうしても生活リズムが崩れます。
寝る時間が遅くなる。
起きる時間もずれる。
外食やお菓子が増える。
帰省や来客で、いつもと違う刺激が増える。
ここで多いのが
「生活リズムを崩したらダメだ」
と、親ががんばりすぎてしまうパターンです。
でも、年末年始は特別な期間です。
崩れても大丈夫。
ただし、戻しやすくしておくとよいです。
目安は、3つです。
【1つ目】寝る時間
寝る時間のズレは、最大でも2時間くらいまでがオススメです。
例えば普段が21時に寝ているなら、23時まで。
普段が22時なら、24時まで。
理由はシンプルで、2時間を超えると、戻すのに数日かかることが多いからです。
1日で戻すのが難しくなって、親子でしんどくなります。
【2つ目】起きる時間
起きる時間は「いつもより90分遅れ」までを目標にする。
寝る時間より、起きる時間のほうが調整しやすいです。
だから、優先順位は、起きる時間をできるだけ守る。
その上で、夜を少しゆるめる。
この順番がおすすめです。
普段が6時半なら、8時まで。
普段が7時なら、8時半まで。
ここを超えないようにするだけで、年明けがかなり楽になります。
【3つ目】外に出る
毎日じゃなくていいので「1日1回、外に出る」とよいです。
散歩でもOK。
コンビニまででもOK。
公園まで行けたら最高。
光を浴びる。
体を少し動かす。
これだけで眠る力と、起きる力が戻りやすくなります。
年末年始の過ごし方は、家庭の事情で違います。
帰省もある。
親戚の集まりもある。
外食も増える。
子どもにとって刺激が強い日もあります。
だからこそ完璧に整えるより、
「戻れる形で崩す」
を意識しておくのがちょうどいいです。
また、正月明けに一番きつくなるのは、生活リズムそのものより親子の気持ちがすり減ることです。
「早く寝なさい」
「早く起きなさい」
が増えて、親も子も疲れてしまう。
それを避けるために、年末年始はルールを1つだけにします。
おすすめは、
『起きる時間だけは守る』
です。
寝る時間は少しゆるめても、起きる時間が大きく崩れなければ、学校が始まる1〜2日前に戻しやすいです。
そして、学校開始の2日前から。
ここだけは少しだけ「学校モード」に寄せます。
・朝ごはんの時間をいつもに近づける
・夜はスマホやゲームを少し早めに切る
・次の日の準備を一緒にしておく
この3つを入れるだけで、正月明けのバタバタが減ります。
年末年始は、子どもにとっても、親にとっても、普段と違うだけで疲れます。
崩れても大丈夫です。
ただ、戻しやすい崩し方にしておく。
それだけで、年明けがずいぶんラクになります。
