受給者証がなくても相談OK!利用開始までの時間の目安

「受給者証がまだなくて…」
放課後等デイサービスの相談を受けていると、この言葉は本当によく出てきます。
卒業後の進路が不安。
就労のことが心配。
でも、放デイや就労に関する制度のことが分からない。
何から始めたらいいか分からない。
そういう状態で来られる方が多いです。

なので今回は、よくある相談として出てくる内容を、そのまま整理しておきます。
「実際、利用開始までどれくらい時間がかかるのか」
ここが一番気になるところだと思うので、目安をお伝えします。

まず前提として、受給者証がない状態でも相談はできます。
むしろ、早めに相談しておいた方が動きやすいことが多いです。
理由はシンプルで、放デイは「思い立った翌週からすぐ通える」という形ではなく、利用開始までに時間がかかるからです。

よくある流れは、だいたい次の4つです。

1 まずは相談
「卒業後が不安」
「就労の見通しが立たない」
「学校には相談しているけれど、家では不安が残っている」
そういった話から始まります。
まとまっていなくても大丈夫です。
むしろ、まとまっていない状態で来られる方が多いです。

2 見学・面談
実際の雰囲気を見てもらい、通い方のイメージを作ります。
週に何回が現実的か。
曜日はどうするか。
本人が入りやすい形はどれか。
ここを具体にします。

3 受給者証の申請
受給者証がない場合は、申請が必要になります。
ここは自治体などの手続きなので、書類や面談など、一定の時間がかかります。
目安としては、申請から交付まで数週間〜1か月程度。
年度末など混み合う時期は、もう少し余裕を見ておくと安心です。
ここが一番時間のかかるポイントです。

4 利用開始
受給者証の交付が確認できたら、契約をして利用開始になります。

結局どれくらいかかるのか。

受給者証をすでに持っている場合
相談〜見学〜調整がスムーズなら、数週間で利用開始できることがあります。

受給者証がまだない場合
相談を始めてから利用開始まで2か月程度を見込んでおくと安心です。

状況によって前後はしますが、「来週からすぐ」という形になりにくいのは、ここが理由です。

ここまで書くと「じゃあ早く動かないと」と焦る方もいます。
でも、焦らせたいわけではありません。
実際、よくあるのはこのパターンです。

「もう少し様子を見てから」
と思っているうちに、卒業が近づく。
進路が決まらない不安が強くなる。
そこで初めて動こうとして、手続きの時間が必要だと知って慌てる。

だから、相談の時点で「今すぐ利用を決めてください」とは言いません。
ただ、利用するかどうかは別として、利用開始までの道のりを一度知っておく。
それだけで、選べる幅が増えることがあります。

「利用するかはまだ決めていない」
「受給者証も持っていない」
そういう段階の方が、実は一番多いです。
その状態で来てもらって大丈夫です。
一度話して、必要なら手順を整理して、いつ動くのが良さそうかを一緒に決める。
まずは話をしてみる。
味方を増やす。
そういった感覚はとても大切だと思います。

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