新年度が近づく2月、放デイで一度整理しておきたいこと

2月に入ると、放課後等デイサービスでの相談の内容が、少しずつ変わってきます。
多いのは、次のような話です。
「新年度、何曜日に通うのがいいんでしょうか」
「春から環境が変わるのが心配で」
「卒業後の進路が、まだ見えていなくて」
特にこの時期は、「今すぐ決めないといけないこと」と「まだ決めなくていいこと」が混ざりやすい時期でもあります。
さらに、エデュワークのように送迎を行わない放デイの場合、
・家族での送迎をどうするか
・将来的に自力通所ができそうか
という話も、避けて通れません。
保護者の方からすると、
「まだ早い気もする」
「でも、後回しにしていいのか分からない」
そんな揺れの中で、相談に来られることが多いです。
これらの相談で、まず一緒に整理するのは、意外とシンプルなことです。
一つ目は、新年度の通所回数と曜日です。
「何回が正解か」ではなく、
・生活リズムとして無理がないか
・学校とのバランスはどうか
・疲れが翌日に残りすぎていないか
を一緒に確認します。
増やす話よりも、
「今の回数は、続けられているか」
「春の変化に耐えられそうか」
を見ることのほうが、この時期は大事です。
二つ目は、家庭での役割です。
ここは見落とされがちですが、とても重要です。
放デイでできていることと、家庭で子どもに任せていることがつながっているか。
例えば、
・時間を見て動く
・準備をする
・終わったら片づける
こうしたことが、家でも少しずつ経験できているか。
自立や就労は、放デイだけで作るものではありません。
家庭の中に、小さな役割があるかどうかで、伸び方が変わります。
三つ目が、送迎と通所の話です。
今は家族送迎でも、
「この先、どこまで一人で動けそうか」
「何があれば自力通所に近づくか」
を、今のうちから一度整理しておく。
今すぐ答えを出す必要はありません。
でも、「全く考えたことがない」状態と、「一度話したことがある」状態では、春以降の動きやすさが違います。
そして、多くの保護者の方が感じているのが、卒業後の不安です。
進学なのか。
就労なのか。
すぐに決まらなくてもいい。
でも、「何も見えていない」状態が続くと、不安だけが大きくなります。
この段階で大切なのは、結論を出すことではありません。
一度、整理することです。
「まだ決めなくていいこと」
「今のうちに確認しておいたほうがいいこと」
「これは来年度でいいこと」
それを分けるだけで、気持ちはかなり楽になります。
実際、相談の最後に保護者の方がよく言われるのは、
「答えが出たというより、頭の中が整理できました」
という言葉です。
2月は、決断の月というよりも整理の月です。
一度相談して、今(これから)の通い方、家庭での役割、春の変化、卒業後の見通しを整理する。
それだけで、春を迎える準備としては十分なことも多いです。
「まだ利用するか決めていない」
「新年度のことも迷っている」
その状態で大丈夫です。
むしろ、そういう時期だからこそ、一度話しておく意味があります。
必要であれば、そこから一緒に考えていきましょう。
