その子の「わかった」を引き出す入口

子どもがプリントの問題に詰まっているとき、それは分からないからではなく、情報の受け取り方が合っていないだけかもしれません。

国語のプリントを前に、なかなかペンが進まない子がいました。
紙を見つめたまま手が止まっていたため、「難しいのかな?」と思い、隣で問題を一つひとつ声に出して読んでみました。

すると、止まっていた鉛筆が動き出し、最後まで自分の力で解き進めることができたのです。

これは決して、問題が解けないわけでも、やる気がないわけでもありませんでした。
文字を目で追うよりも、耳から言葉を聞くほうが、その子にとって得意な情報の受け取り方だったからです。

このように、音から情報をキャッチするのが得意なタイプは「聴覚優位」
反対に、見て理解することが得意なタイプは「視覚優位」と言われます。

「この子はプリントが苦手なんだな」と一言で片づけてしまいがちな場面。
でも、アプローチを少し変えるだけで、子どもたちが本来の力を発揮できる瞬間はたくさんあります。

「どうやったらこの子に伝わるかな?」
「どんな方法なら、負担なく楽しく取り組めるかな?」

決まった一つのやり方で諦めてしまう前に、ほんの少し見方を変えてみること。
そして、その子に合ったの入口を一緒に探してあげること。

そんな日々の小さな工夫を重ねながら、子どもたちが持つ力を存分に発揮できる環境を、これからも作っていきたいと思います。

エデュワーク宇治職員の「S」でした♪

この記事を書いた人