子どものメイクは是が非か

休日に外へ出かけると、小学生低学年でもメイクをしている子がいます。
先生からも時々、ネイルやメイクをしている子がいるのが話題になる、といった話もあります。

以前は、髪の長さや色がいわゆる「課題」として、取り上げられることがあったのですが、その幅が広がっているようです。

学校の場合、最終的には組織判断で「非」とされることが多いようですが、皆さんは個人的にどのように捉えておられるでしょうか?

私は、肯定派です。
髪の色も、ネイルも、メイクも好きにすれば良いと思います。そこには家庭の考え方もありますし。
でも、学校で否定する材料としては、次のようなものがよく上がります。
・家庭環境によって差が出るから
・華美になると勉強に集中できないから
・学校に不要なものを持ってくる可能性が高くなるから
・プールが汚れるから

例えば、ランドセル。
今はランドセルでも様々な色があります。ランドセルではなく、通学用のリュックサックを購入するケースもあります。家庭の収入というよりは、個性として捉えていることが多いように感じます。

また、授業中にメイクを直すなら、指導対象だと思います。
でも、休み時間に何をしても原則自由。
これは大人になれば、先生以外の職業でしたら一般的です。
休み時間に、郵便局や銀行に行ってもよし、ランチに行ってもよし、おしゃべりをしてもよし…
どう過ごして休憩とするかは、その人たちに委ねられています。
あれがダメ、これがダメとするよりは、過ごし方を教えたほうが建設的なのかなと感じます。

中学生、高校生、そこから先の進学や就職。
どこかしらのステップでメイクやネイルを覚えていきます。もちろん全ての方ではないという前提ですが。
それがいつなのか、どんなルールで進めていくのか。
そこら辺は私は学校教育の範疇ではないと思います。個々の家庭なり個人なりで考えていくことではないかと。
そうなった時に「ダメなこと」という縛りを学校でかけるべきではないんじゃないかなぁ、と。

どんな格好、メイクをしても、それが問題なのではなく、学習や生活の方がよほどに大切。
そうした方が先生という仕事もやりやすくなるんじゃないかな…と。

個々を大切にするって、そういう部分も必要なのかな、と私個人としては思います。なかなか教育業界の中では難しいのかもしれませんが。
こんなことをお休みの日にメイクをしてテンション爆上がりの小学生を見ていて感じました。

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