ある曜日の活動では、コミュニケーションに苦手意識のある中高生たちが多く通っています。
みんなで一緒に料理を作り、完成したものを食べながら過ごす。そんな時間の中で、最近よく聞こえてくるのが「恋バナ」です。
「○○ちゃんが気になってる」
「今週、1回喋れた!」
「どうやったら自然に話せるかな?」
どうやら、それぞれ気になる子がいるようです。
料理をしながら、食事をしながら、毎日のように恋の相談が始まります。
そんな彼らですが、もともと人とのコミュニケーションが得意だったわけではありません。
異性との会話だけではなく、同性の友達との関わりにも悩み、「何を話したらいいのかわからない」「友達がほしいけど、どうやって仲良くなればいいかわからない」と感じていた子もいます。
それでも、「友達を作りたい」「彼女がほしい」「もっと人と話せるようになりたい」という思いはとても強いようでした。
指導員に「こういうとき、どうしたらいい?」と何度も相談したり、自分でコミュニケーションについての本を読んだり、動画を見て勉強したり。
彼らなりに、一生懸命考えて行動しています。
恋愛というと、「彼女ができた・できない」という結果に目が向きがちです。
でも、私たちが大切にしたいのは、その途中にある小さな一歩です。
「今日は自分から挨拶できた」
「前より少し長く話せた」
「相手の話を聞くことができた」
本人にとっては、とても大きな成長かもしれません。
「今週1回喋れた!」と嬉しそうに報告してくれる姿を見ると、こちらまで嬉しくなります。
これからも恋バナを楽しみながら、彼らが人と関わる経験を少しずつ積み重ねていけるよう、そっと応援していきたいと思います。
宇治指導員:Y

