10月から全国で最低賃金の引き上げが進められています。
京都府でも11月に改定され、1,122円から1,180円に上がる見込みです。
連日の物価高に「そんなんじゃ生活が追いつかない」と感じる方も多いかもしれません。
けれど「働く対価」について考えたとき、以前お聞きしたある企業の方のお話を思い出しました。
「働くうえで『お金の価値』が分かることはとても大切。
働いたらお給料がもらえて、自分の好きなものが買える。
それが仕事を続けるモチベーションになる」
先日、ある特例子会社を見学させていただき、まさにその言葉を実感する姿にたくさん出会いました。
たくさんの見学者がいる中でも、集中を切らさずに黙々と作業をされている姿。
自分の持ち場に誇りを持ち、作業工程を尋ねると「こうやってやってるんですよ」と説明してくださる姿。
そこにあったのは、「かわいそうな対象」ではなく、自分の仕事に責任とプライドを持って生きる一人の「働き手」の姿でした。
とはいえ、すべての障がい者がこのような会社・環境で働けるわけではありません。
それでも、頑張って働いた先に自分で暮らしていける数字が見えることは、大きな希望になります。
1人暮らしで必要な費用は月に17~19万円というデータがあります。
最低賃金の1,180円でフルタイム(月160時間)働くと、月額は約18万8,000円になります。
頑張って働き、対価を得て、自分の好きなものを買い、自立して生きていく。
「大変だったけれど、自分の力で稼いで生活できている」
子どもたちが将来そんな誇りと手応えを感じられるよう、これからも一人ひとりの「やり切った」という経験を積み重ねていきたいと思います。
エデュワーク宇治職員の「S」でした

