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「やはり競馬の世界に戻るのは難しいか・・・」、私はそう思っていましたが、
彼と今後について話し合う機会を持ち、彼の気持ちを確認することにしました。
彼はこう言いました。
「もう少し頑張ってみたい気持ちはあります」
それを聞いて私は違う提案をしました。
「地方競馬という方法もあるよね」
彼もすぐに同意して、今度は地方競馬に売り込む就職活動を始めました。
姫路、園田、笠松、いくつかに彼自身が連絡し、雇用の枠が無いかを確認しました。
ここまで続けてお読みいただいた方には、結果がどのようなものかは想像できると思います。
そうです、過去の経歴は認められるのですが、
「4文字の悪魔」を乗り越えることはできませんでした。
その時、私は後悔も感じていました。
「馬の就活を勧めたばかりに、苦しい思いをさせただけになってしまった」
「自暴自棄になって、また、ひきこもってしまうのではないか?」
そんな気持ちの私に、彼から「話がしたい」と言ってきました。
正直、私は彼と会うのが少し怖かったです。
会って話をしたとき、彼は私にこう言ったのです。
「もう、馬の世界に戻る就活は終わりにしようと思います」
「でもNさんに勧められて、この就活をして良かったです」
「病気のせいで生活保護を受けるところまで落ちた僕を、これだけの人が認めてくれた」
※差別的な意味ではありません。彼の言葉をそのまま書いています。
「自分にも、まだできることがあると思うことができました」
私は涙を堪えることで必死でした。
最後に彼はこう話しました。
「自分も障害者になったけど、これだけ頑張ることができました」
「今度は自分が障害者を助ける仕事がしたいです」
彼は妹が知的障害者であったため、妹さんに対する思いもあったのだと思います。
私はすぐに動きました。
関係性のある障害福祉の事業所に事情を説明すると、「雇用の可能性はある」との答えでした。
最終的に彼は、障害者施設の「生活支援員」として再就職しました。
私は今でも、彼の強さには「勝てない」と思っています。
彼は見事に「4文字の悪魔」を乗り越えたのです。
なぜこの事例を紹介したかというと、他人から認められるということが
これだけ人を強くするものであることを伝えたかったからです。
大人でも子供でも、人から認められれば嬉しいですよね。
それが自信に繋がっていくことも多いと思います。
出来なかったことを指摘するより、出来たことを認めてあげることが大切です。
私はそれを、彼に教えてもらいました。
エデュワークは子供を認められる放課後等デイサービスを、これからも目指します。
長々とお読みいただき、ありがとうございました。
担当の「N」より

