エデュワークでは、スキマ時間に皆でトランプやUNOをすることがあります。
個別支援なのにどうして?と不思議に思う方もいるかもしれません。
しかし短時間だけでも皆で活動をすることで不思議と変化がおこるのです。
今日は私が実際に見ていた1つの事例をご紹介させてください。
Aくんは高校生ですが、コミュニケーションが苦手でなかなか自分から人に話しかけることができませんでした。
ある日、プログラムの合間に職員の声かけで何気なく周囲の人とトランプで遊んでみました。するとそこで大連勝!「自分には得意なゲームがある」ということに気がついたのです。
勝ち負けがあるゲームの中で自分の強みを発見したA君は、周りも驚くほど短期間で変化していきます。これまで引っ込み思案だったのが嘘のように「トランプを一緒にやりませんか?」と周りの利用者を自分から積極的に誘えるようになったのです。
「得意なことがある」という小さな自信は、A君の行動や人間関係を大きく変えました。トランプを通じて、他の利用者との距離が縮まったことで帰り道を共に歩く仲間ができました。分かれ道、遠くにいる仲間に自分から手を振って挨拶ができるようになりました。
最初は「スキマ時間にカードゲームをしただけ」という、一見すると何気ない出来事でした。しかし、そこで「得意」を自覚したことがきっかけとなり、周囲とのコミュニケーションが生まれました。
トランプが変化の鍵となったのです。
どんな活動が、どんな行動が、どんな遊びがこの鍵なのかは誰にもわかりません。本人も、家族も模索の日々かもしれません。
エデュワークで色んな子どもと関わる中で、1つでも多く「変化の鍵探し」そのお手伝いができればこれ以上に幸せな事はないと私は思います。
スタッフK.T

